デジタル空手武道教本とは
IBMA極真会館・デジタル空手武道教本とは、武道空手の理念と技術を学ぶために構築された、オンライン型の学習教本です。これは、極真空手の伝統と精神、そして増田章師範による武道観を融合させた拓心武道(たくしんぶどう)」の修練理論を、誰もが時間と場所を問わず学べるように編纂されたものです。
単なる技術の習得にとどまらず、武道の本質を深く追求する精神修養の書として、初心者から黒帯まで、あらゆる修練者の歩みに寄り添う一冊です。
本道場の理念と目的 ー 武道を「生きる知」として学ぶ
武道とは、単に強さを競うものではありません。それは、心と身体を練磨し、自己を高め、人格を形成し、社会に貢献する「道(みち)」です。
デジタル空手武道教本は、その「道」を歩む者に向けて、以下の目的のもとに編集されています。
- 正しい技術の修得
- 武道哲学の理解と体現
- 自己観察と内省を通じた成長
- 現代社会における武道の意義の再認識
これにより、単なる技の伝承にとどまらず、「未来に生きる武道」として、極真空手と拓心武道を学ぶことが可能となります。
主な構成と内容
デジタル空手教本は、次の章立てにより体系化されており、稽古の予習・復習、自己学習に最適化されています。
| 章| 内容 |
| 第一章 | IBMA極真会館の理念と修練方針 |
| 第二章 | 基本伝統技について(伝統的な極真空手の基本を学ぶ) |
| 第三章 | 伝統型について(伝統的な極真空手の型を学ぶ) |
| 第四章 | 基本組手技について(対人技の基礎・拓心武道の基本を学ぶ) |
| 第五章 | 組手型(KumiteGata)について(攻防一体の組手技を学ぶ) |
| 第六章 | 組手稽古について(拓心武道の組手を学ぶ) |
| 第七章 | 投げ技、逆技、護身術、武器術等 を学ぶ |
| 第八章 | 特別修練、他について(応用的・発展的稽古) |
| その他 | 修練用語辞典、修練映像、各種規程・記録アーカイブ など |
さらに、会員向け掲示板では、最新のお知らせや稽古のヒント、動画更新などのお知らせが発信されています。
道場稽古を補完し、道の探究を助ける教材
本教本は、道場での稽古を補完する「理論的支柱」であり、次のような方々に特に有効です。
- 忙しくて稽古に通えない方
- 遠隔地にお住まいで道場に参加できない方
- 稽古内容を深く理解したい方
- 自主学習を進めたい初心者・有段者
また、動画や写真を活用しながら、動作のチェックや審査基準の確認ができるため、自己の修練を客観的に分析するツールとしても活用できます。
拓心武道 ― 武道の再構築と未来への継承
増田章師範が創案した拓心武道(たくしんぶどう)は、単に古典を模倣するのではなく武術の原点に立ち返り、現代人に即した形へ再構築された武道です。
「未来への武道」とは、過去の知恵を活かしつつ、変化し続ける時代と人間に対応し、新たな心身の成長の地平を開拓する道である。
拓心武道は、古伝の技や型に内在する「心と身とをつなぐ機能」と武道家が目指すべき「暴力性の克服」を再考し、その思想と技術を統合し、新たな武道体系の展開を目指しています。
まとめ ー 武道とは、自分を活かす道
デジタル空手教本は、極真空手の技術体系を継承・深化させながらも、時代と共に進化する新しい武道教育のかたちです。
それは、単なる教本にとどまらず、自らの修練を省み、哲学を学び、心身を成長させるための「道の地図」でもあります。
◎すべての修練者へ
自らの歩みを確かめ、より良き自己へと向かう旅のなかで、本教本があなたの羅針盤となることを願っています。
武道とは自己と向き合い、「心と身体を育てる道」です。
共にその道を歩み、研鑽を重ねてまいりましょう。
備考
- 2020/2/7:一部加筆修正
- 2021/2/1:一部加筆修正
- 2021/10/24:一部加筆修正
- 2022/2:一部修正/武道とは自分を活かす道
- 2023/6/4:一部修正
- 2023/11/8:一部修正
- 2024/2/20:一部改訂
- 2025/6/24:再編集
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