身体を拓き心を高める

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第四章)基本組手技について

 

基本組手技とは?

What is *Kihon Kumite Waza*?

 

IBMA極真会館増田道場の修練体系は、以下の2つの基本技を柱としています:

  1. 基本伝統技(極真空手の基本技)
  2. 基本組手技(拓心武道空手の基本技)

以上、本道場では、基本修練を2本柱とし、それを総称して「基本技」と呼んでいます。

 

 

基本組手技の目的

 

「基本組手技」とは、「技を体得し、かつ、その技を活かす(応用)ための技能」を身につけることを目的とした技術です。

また「技」とは単体で成立するものではなく、複数の「基本技」が組み合わされ、かつ応用されて、はじめて機能します。拓心武道では、この「基本技の運用能力」を重視し、その基盤を築くためのものとして「基本組手技」を位置づけています。

技の分類

 

基本組手技は以下のように分類されます:

 

 ◎ 基本組手技(Kihon Kumite Waza)

  1. 攻撃技
  2. 防御技
  3. その他の技

 ◎ その他の技について

(応用技・武器技・組み打ち技、などは、原則、組手稽古では使用しない技ですが、「組手型」の中で習得を目指します。

「その他の技」には、伝統的な空手技、武器術、掴みに対する技なども含まれます。これらは主に上級者や有段者の修練・研究対象です。

技の再編集と体系化

拓心武道では、伝統的な極真空手や空手に伝わる基本技を再編集し、独自の「組手型」や修練法として体系化しています。これは単に技を覚えるだけでなく、「技を使いこなすための思考と感覚」を育てるためのものです。また、「心撃不敗の修練理論」に基づき、実戦における連続攻撃(連撃)や、状況に応じた反応(応じ技)の修得にも力を入れています。

◎拓心武道の「組手型」には、極真空手や伝統空手に由来する技の応用法を理解するためのものも含まれています。これにより、伝統技の「意味」や「使い方」が実感をもって学べるよう設計されています。

 

基本組手技 一覧・解説ページへのリンク

詳細ページの案内
  1. 立ち方
  2. 組手技・運足法
  3. 基本組手技(突き技)
  4. 基本組手技(蹴り技)
  5. 基本組手技(防御技)
  6. 連撃について(基本組手技)
  7. 応じ技について(基本組手技)
  8. 鍛錬技
  9. その他
極真会館増田道場の修練体系

 

 

以下に、いただいた文章をWebサイト向けに、読みやすく・視認性高く・構成的にリライトしました。子どもたちの保護者や新規道場生に向けた「理念紹介」や「道場の教育的価値」を伝えるページに最適です。


少年・少女たちへの貢献〜増田師範から

 

 拓心武道と「道の修行」 

「強さ」だけではない、本当の学びとは

IBMA極真会館増田道場の空手武道は、その修練内容が豊富で深く、初めて見る方には「少し難しそう」と思われるかもしれません。

確かに、すべてを一度に修得するのは簡単ではありません。しかし、本道場では「TS方式(※)」という独自の組手法を取り入れ、効率的かつ段階的に技と心を育てる工夫をしています。

まずは体を鍛えること。そして少しずつ「心の強さ」を身につけること。

それだけでも、子どもたちの中にある「本来の力」は確実に育ち始めるのです。

※TS方式…拓心武道独自のステップ制組手法。詳細は別ページにて紹介。


子どもの心と身体は、必ず「方向」を持つ

子どもが「自分」という意識を持ち始めると、その心と身体は自然と“ある方向”へ向かい始めます。

そのとき大人にできることは、

  • 間違った方向に進まないよう「軌道修正」してあげること

  • そして子どもが本来持つ「自他を活かす力」を信じ、伝えていくこと

この「軌道修正の力」「自他を活かす力」こそが、拓心武道における“道の力=理法”なのです。


「私たちが目指す勝利(真の勝利」とは何か?

本道場で、子どもたちに目指してほしい「勝利」とは、単に試合で勝つことではありません。

理法に出会うこと

それこそが、「真の勝利」です。もちろん、試合では勝ちを目指し、全力を尽くすべきです。なぜなら、その過程にこそ「理法」と出会うチャンスがあるからです。

しかし、

「相手に勝った=勝利」
「試合に勝った=道に出会った」

…とは限りません。

この本質を見落とすと、武道や空手が本来持つ価値を失ってしまいます。


拓心武道に込めた祈り

今、多くの子どもたちが迷いの多い社会の中で、自分自身の軸を探しています。私は、すべての子どもたちが「本当の自分(自己の可能性と尊厳)」に出会い、自分自身の人生をしっかり編み上げていってほしいと願っています。

その一助となるのが、私の考案した「拓心武道」であってほしい。
そのために私は、「道の修行」を通じて、

  • 子どもたちが自分を活かす力を育み、

  • 他者と共に生きる力を身につけ、

  • 真の勝利の意味を理解できるように

これからも全力で取り組んでいきます。


このページを読んだ方へ:


 

 

備考
  • 2022年2月16日:一部加筆修正
  • 2022年2月17日:一部加筆修正
  • 2022年12月5日:一部改訂
  • 2025年6月:再構成

 

 

 

 

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