「相構え」と「逆構え」
組手型の稽古では、仕掛手が左自然体組手立ち、応じ手が左自然体組手立ちが基本形だが、そのように相手と同じ立ち方で構えるのを「相構え(相組み)」という(相撲でいう相四つをイメージすれば良い)。一方、仕掛手が左自然体組手立ち、応じ手が右自然体組手立ち、また、仕掛手が右自然体組手立ち、応じ手が左自然体組手立ちで構えるのを「逆構え(逆組み)」という(相撲でいうケンカ四つをイメージすれば良い)。また組手型における相手との組み方には、「相構え(相組み)」のものと「逆構え(逆組み)」の形がある。
〈備考〉
- 受け取りの技と技とが最初に交差する時の互いの構え方(組み方)も同様に、「相構え(相組み)」なのか「逆構え(逆組み)」なのかを覚えておくこと。
- 防御や攻撃の仕方には前脚と同じ側の腕で技を作る時は「順」後脚と同じ側の腕で技を作る時は「逆」とする点と混同しないこと。また、護身術の稽古の際、掴みに対する応じ技を稽古する場合は、掴み方の「順」と「逆」があるので、修練用語を確認しておくこと。