黒帯を目指して
ー IBMA極真会館増田道場の初段認定とは ー
■ 黒帯(初段)の意味
IBMA極真会館増田道場では、黒帯(初段)を次のように位置づけています。
身体を拓き、心を高める」ことを理念とし、極真空手の基本と拓心武道の基本・応用を一定水準で習得した者に与えられる称号です。
単なる技術の習得だけではなく、学んだことを他者に伝える力、そして武道を通じて自らと仲間を高めていく姿勢が求められます。黒帯とは、道場のリーダーとしての責任と自覚を持つ存在でもあるのです。
■ 黒帯認定の基本方針
本道場の黒帯認定は、以下の2つを柱としています:
- 極真空手の基本(伝統技)の修練
- 拓心武道の基本および応用技術の修錬
この修練体系は、すべての道場生が段階的に学び、やがて黒帯へと到達できるよう設計されています。
■ 黒帯になるための条件
昇段審査の受審条件
- 修業年数と稽古参加回数が基準以上であること
- 修練実績(試合・特別稽古・交流会などがあること
- 各種講習の受講(昇段者講習・伝統型・組手型など)
- 審査評価の基準(基本評価がB+以上)を満たしていること
- 事前申請(審査2ヶ月前まで)と証明書の提出
- 推薦がある場合は一部の条件が緩和されることがあります。
昇段審査前の準備
- 昇段認定基準を確認し、自身が条件を満たしているかチェック。
- 審査2ヶ月以上前に申請および実績を提出(予定も含めて可)。
- 最低3ヶ月前より伝統型・組手型の稽古を開始。
- 月例試合等に参加し、組手試合の実績を積む。
- 本部から指定された稽古課題を実施。
■実技審査・学科審査
- 実技審査:基本技・組手技・型など
- 学科審査:オンライン学習+確認テスト(2021年以降必須)
- 審査は年2回程度実施(特別昇段審査あり)
■ 黒帯を締めるということ
増田 章師範より
黒帯とは、単に技術力を示すものではなく、「道場理念を心身に刻み、道場の仲間と共に心身を高め合う姿勢を持つ者」に与えられるものです。黒帯は、その流派の価値を担保する者であり、常に認識レベルの向上を目指して精進を続けてほしいと願っています。
■ 武道の道とは
極真空手・拓心武道における上達とは、表面的な技の習得にとどまりません。技の構造を深く理解し、理法を体得し、自己と他者を活かす術を磨くことにあります。
黒帯を目指す皆さんには、「浅から深へ」と、心技体すべての認識を高める旅路を歩んでいただきたいと思います。
📄 関連資料・申請書類
- 黒帯認定基準の詳細はこちら
- 昇段審査の合否について
- 修練記録カードのダウンロードはこちら
- 昇段審査申込書はこちら
備考
- 2017-9-14:一部修正
- 2025-6:更新