Takushin Budo Method

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第3章 基本組手技

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基本組手技とは?(What is Kihon KumiteWaza?)

 本道場の修練体系には、「基本伝統技」と「基本組手技」の2つの柱があります。本道場では、基本伝統技と基本組手技の2つの基本を合わせて「基本」と称します。

なお、基本伝統技とは極真空手の基本技です。一方、基本組手技とは、本道場が採用している拓心武道(詳細は別ページにて)の基本技です。極真会館増田道場では、極進空手の基本技(本道場では基本伝統技)本章では「基本組手技」について解説します。

 ◎拓心武道とは、拓心武術と拓心(TS)組手法を核にした武道です。拓心武道には、組手技の基本として、「突き技」「蹴り技」「連係技」「防御技」などがあります。さらに、それらの技の活用法を学ぶ事が拓心武道の目標です。よって、基本組手技の修練は、その活用法を学ぶために「組手型」の修練のためにあります。

 また拓心武道には、護身術修練として、手刀技、裏拳技、投げ技、倒し技、逆技、などの修練が含まれています。その意義は、それらの技と修練によって、現在は修練されていない極真空手の古伝の技術、または稽古法を包括していくことです。

 拓心武道の考案者である、増田 章は、極真空手の組手修練法及び、古伝の技(武術としての技)を再生し、進化させていきたいと考え、拓心武道メソッドを考案しました。拓心武道とは、その拓心武道メソッドの完成形を指しています。

 

 

基本組手技を学ぶ前に〜ますは

 

基本組手技(突き技、他)

 

 

組手防御技

必修・組手防御技

組手防御技をより深く理解したい人は

 

参考

心を高め 体を拓く 〜拓心武術・武道

 

メッセージFrom 増田 章〜「自己を活かす能力」
【拓心武術という武道は】

 拓心武術という武道は、組手技という構成要素で編まれています。その中でも基本組手技とは「突く」「打つ」「蹴る」などの打撃技のことです。その他、「投げ技」や「倒し技」そして「逆技」他の技も組手技に含まれます。

 組手技とは、言葉のように組み合わせ、活かすことで新たな意味や心を生み出していく媒介となるものです。また組手技を組み合わ活かすことで新たな技のみならず新たな戦術(活用法)を生成化育していくものです。言い換えれば、拓心武術の修練の目指すところは、組手技を活かしていく修練を通じ、極真空手を背骨とする自己があらゆる武術、闘争を包括していく道を知ることなのです。

 なお、拓心武術とは、直接打撃の極真空手において、最高レベルの厳しい修行を体験した、私の経験から生み出された思想を具現化したものと言っても良いものです。ただ、その思想は単なる思いつきではありません。それは長年にわたる研究と経験に裏付けられたものです。それは私が感謝する極真空手(大山空手)を活かすものと言っても良いものです、同時に優れた格闘技、武術を包括するような高いレベルの空手武道を誕生させるための概念であり、修練法です。しかしながら、単純には受け入れられないでしょう。それは仕方のないことです、皆、自分が得すること以外はしたくないからです。

 そんな中、私は愚かにも拓心武術には明確な概念と理論があるということを唱え続けています。当然、それらを実験、実証して行かなけばならないでしょう。それは大変なことですが、それを楽しんで行きたいと思います。なぜなら、実際楽しいということ。ただ、共に楽しんでいける仲間を増やすことに苦労しています。

 それでも、孤独の意味、そして活かし方を知らなかった幼い頃とは違います。何より、少ないながら仲間がいるのですから心強いです。ただ、幼い頃とは違い、責任ということを考えると辛いものがあります。本当に自分で言うとみっともないですが、私なら様々な格闘技、武術の良さを活かし、極真空手を包括するような新しい空手武道を確立することができると思います。

【自己活かす能力】

さて、武道には古今東西、数えられないぐらいの流派が存在しています。そんな混沌といっても過言ではない中にあって、拓心武術がゴールとすることは、単なる武術的な強さではありません。拓心武術のゴールとは、「自己を活かす」また「他者を活かす」ための能力の有無と養成です。要するに、拓心武術における強さとは、「自己活かす能力」といっても良いでしょう。そのような強さの養成と発揮を理念の核とし、「技を創る」「技能を高める」「自己を形成する」ことを拓心武術は目標とします。

 

基本組手技と組手型の稽古について

 基本組手技の稽古も組手型の稽古も定められた形木に沿って技の形(型)をなぞるように身体の使い方を習得することが大事です。その際、基本伝統技の稽古同様、まずは身体を大きく使うようにします。また、基本組手技の応用法を学ぶ組手型の稽古では、身体をより小さく使い、技を活用するための原理の習得を心がけてください。おそらく、筋力や骨格、身体の柔軟性など、個体の違いによって、個々人において若干の相違点はあるでしょう。しかしながら、稽古の際は、正しい形、理合い(理論)を意識して行うことが重要だということ忘れないでください。

基本組手技と組手稽古(仕合修練)について

 基本組手技を習得したなら、その基本組手技を活用して、組手(試合・しあい・為合い)の稽古を行います。組手稽古の目的は、基本組手技と組手型の稽古で習得した攻撃技や防御技の使う技能を習得することです。同時に、技能習得の過程において拓心武術に包含された理法を学んでいきます。ここでいう拓心武術の理法の到達地点は、自己と対峙し、かつ自他との関係性を活かしていくことです。その理法を体得するために、組手修練では、間合いの調節を始め、機先を制する原則などを重視します。ゆえに組手稽古は、決して相手と攻撃技のみを出し合うことではないということを理解してください。

新しい武道

 さらに補足を加えれば、組手技の中には、空手武術の伝統技を組手で使えるように再編集したものもあります。それらは護身術として有効なものです。本道場では、通常の稽古においては、伝統技と組手技を分けて稽古しますが、組手型の稽古においては、伝統技と組手技の双方を臨機応変に用います。さらに拓心武術(拓心武道メソッド)は、空手技を競技のためではなく、現代の武術・護身術として、また新しい武道として進化させていきます。

TS方式(拓心方式・ヒッティング方式)の組手法について

 本道場の組手の修練は拓心武道メソッドの一環である、TS方式の組手法で行います。TS方式の試合法は、ヒッティング方式試合法とも言います。ヒッティング方式の組手法には、手技による頭部打撃を禁止する「TSベーシック方式」」と禁止しない「TSアドバンス方式(ヒッティング方式)があります。

 本道場では、初・中級者には「TSベーシック方式」から修練します。そして慣れてきたらTSアドバンス方式(ヒッティング方式)に移行します。また組手修練には試合修練が含まれます。試合修練は、勝負の理法を学ぶためのものです。ただし、勝負の理法とは、試合に勝つことのみで理解できるものではありません。むしろ、負けることで理解できます。

 

【補足】

拓心武術・修練法の一つである、ヒッティング方式の組手法は、極真空手の組手法を基盤にしてはいますが、顔面への突き技や投げ技が認められている点で異なります。本道場では、伝統的な極真空手の組手法のみならず、顔面突きの攻防ありのヒッティング方式の組手法を修練の基本とします。

 

IBMA極真会館増田道場の修練体系

 

基本組手技・修錬項目一覧

種別

技名

稽古形態

備考

単技

直突き(上/上中段/中段)

その場移動

 

単技

下突き(上/中段)

その場移動

 

単技

上段カギ突き(上段)

その場移動

 

単技

上段肘正面打ち

その場移動

 

単技

上段肘挙げ打ち

その場移動

 

単技

逆上段回し蹴り

前三本移動

 

単技

逆上段回し蹴り込み

前三本移動

 

単技

順上段回し蹴り

前三本移動

 

単技

切り替え足×順上段廻し蹴り込み

前三本移動

 

単技

逆前蹴り(中段/上段/下段)

前三本移動

 

単技

順前蹴り(中段/上段/下段)

前三本移動

 

単技

逆中段回し蹴り込み

前三本移動

 

単技

順中段回し蹴り込み

前三本移動

 

単技

後ろ回し蹴り

前三本移動

 

単技

切り替え足・順中段回し蹴り込み

前三本移動

 

単技

切り替え足×順上段回し蹴り込み

前三本移動

 

単技

順下段回し蹴り込み(後外下段)

前三本移動

 

単技

逆ひざ蹴り(中段/上段)

前三本移動

 

単技

順ひざ蹴り(中段/上段)

前三本移動

 

単技

裏回し蹴り

前三本移動

 

単技

逆上段掛け蹴り

前三本移動

 

連係技

順逆直突き(ワンツー/連係技)

前三本移動

 

連係技

上段直突き×中段下突き(連係技)

その場移動

 

連係技

順逆直突き×順中段下突き(連係技)

その場移動

 

連係技

順逆直突き×順上段カギ突き(連係技)

その場移動

 

連係技

逆下段段回し蹴り×逆上段回し蹴り込み(連係技)

前三本移動

 

連係技

順下段段回し蹴り×順上段回し蹴り込み(連係技)

前三本移動

 

連係技

順逆直突き×逆上段回し蹴り込み(連係技)

前後三本移動

 

連係技

順逆上段直突き×切り替え足・順上段回し蹴り込み(連係技)

その場移動/前後三本移動

 

連係技

順逆直突き×切り替え足・順中段回し蹴り込み(連係技)

前三本移動

 

連係技

順逆直突き×順中段下突き×逆上段回し蹴り込み(連係技)

前三本移動

 

連係技

順逆直突き×順中段下突き×切り替え足・順上段回し蹴り込み(連係技)

前三本移動

 

連係技

逆上段押さえ突き×逆上段回し蹴り込み(連係技)

前三本移動

 

 

 

鍛錬組手技稽古

鍛錬組手技

稽古形態

テキスト形態

順中段下突き

その場移動

 

順上段直突き

その場・前後移動

 

逆上段直突き

その場移動

 

逆上段回し蹴り2本連続

前後三本移動

 

逆上段回し蹴り3本連続

前後三本移動

 

順上段回し蹴り2本連続

前後三本移動

 

順上段回し蹴り3本連続

前後三本移動

 

回転逆後ろ回し蹴り2本連続

前後三本移動

 

回転逆後ろ回し蹴り2本連続

前後三本移動

 

修練用語を覚えよう(修錬用語辞典)

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