心を高め身体を拓く空手

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自由組手と限定組手と約束組手

自由組手とは

  • 自由組手法と言っても全ての技の使用が許されるわけではありません。あらかじめ「攻撃技」と「攻撃目標」、そして「有効技」を取り決めて行います。そして、攻撃目標に攻撃技を有効技として使う技能を習得するた目に行う修練です。取り決めの中では、攻撃の仕方は自由ですが、あくまで有効技として成立させることを目標としてください。また、有効技として成立させるとは、打撃技なら、有効な攻撃目標(ヒットポイント)にいかに打撃技(突きや蹴りなど)を正しく当てるかということです。
  • 先述した「正しく」ということの意味は、拓心武術の戦術論の基本である、「制心・制機・制力」という原理に適っているかということを物差しにするということです。
  • 自由組手の修練を行う際は、攻撃技を出すことばかりを考えるのではなく、拓心武術の防御技を活用して、攻撃技を活かす為の「作り」を行なってください。
作りとは
  • 拓心武術における「作り」とは、積極的な意味では攻撃のための崩しであり、消極的な意味では、相手との攻防の流れの中で勝機を待つことです。しかしながら、制機とは「自然体」で攻防の流れの中に身を置き、その流れの中で「先」を取ることです(為合いの先〜拓心武術の戦術論)。

 

限定組手とは

 

  •  限定組手とは、双方が使用する技を限定したり、技のスピードを早く、または遅くと言うように組手修練の基本的取り決めに加え、さらに限定を設けて行う自由組手法です。
  •  限定組手の修練を行う際は、試合修練の際の目標の一つである「勝敗」は意識しません。稽古相手を尊重し、相手との技を丁寧にやり取りするようにしてください。例えるならば、技を言葉に置き換えれならば、勝敗や正しさを意識した議論ではなく、対話を行うように組手を行うことです。また、決して独りよがりな発話のような組手にならないようにしてください。限定組手の目的は、技のやり取り、また攻撃と防御技の使い分け、また応じ技の活用を学ぶことです。さらに言えば、攻撃のみを行うのではなく、また防御のみを行うのではなく、攻撃と防御の切り替えを途切れなく行う為のリズム感を養うものだと考えてください。

 

 

約束組手とは

  •  約束組手とは、受け(仕掛け手)と取り(応じ手)というように役割を決めて行う組手修練法です。伝統的な稽古法にも約束組手というものがありますが、極真会館増田道場では、伝統的な約束組手並びに1本組手、3本組手は組手型の修練に包括されています。
  •  約束組手は、受けの仕掛ける技を限定するのみならず、取りの応じ技を限定します。ただし、限定した技の数が1種類ではなく、2〜10種類と多種あることが特徴です。その多種の技を「受け」が仕掛けます。一方、「取り」は、その仕掛け技を読み取り、限定された応じ技の中から仕掛け技に適したものを選び取り、実行します。そのようにして、「相手の仕掛け技の読み取り」と「最適の応じ技の選択と実行」が約束組手を行う際の目標です。

 

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