心を高め身体を拓く空手

MENU

■ 段位の認定について(概要)

黒帯を取得しよう

 IBMA 極真会館増田道場の初段(黒帯)は、「極真空手の基本」および「拓心武術の基本と応用」を一定水準で習得すると認定されます。本道場では、極真空手の基本(基本伝統技)修練と拓心武術の基本と応用の修錬を修錬の2本柱としています。本道場の修練体系と修練法は、全ての道場生を黒帯認定に導くことを目標としています。

 本道場の黒帯は、修練の核心に自己の「身体を拓き、心を高める」という理念を有していなければならない、と私は考えています。そして、より正しく「極真空手の基本」と「拓心武術の基本と応用」を学んだならば、その学んだことを人に伝えられるかどうかが重要です。なぜなら、人により正しく基本を教えられない人は、正しく基本を理解していない証拠だと考えるからです。

 さらに言えば、自分が学んだことを人により良く伝えられない人は武道流派の黒帯とは言えません。考えて見てください、武道の黒帯は武道の実力を証明するものでもありますが、允可した武道流派がそれを担保するのですから、允可する際は、その武道流派のリーダーとして任命するという気持ちで允可するのが本当です。それを、本当に実力という物差しで允可するならば簡単なのですが、武道・武術の実力というのは、大体において甚だ疑わしいものです。また、武道流派から段位や免許皆伝の允可を受けた者が、その価値を貶めることを行えば、それを担保している武道流派の価値を貶めるばかりか、自己の価値も貶めるということを理解できることが必要だと思います。しかしながら、武道流派が乱立している状況では、そのことが理解されているとは思いません。

 我々の道場は、絶えず自己とその仲間をを高めていくように活動していきます。ゆえに本道場では、絶えず修錬体系や修練法を見直していくのです。そして空手武道の修練の価値を本当に理解する人、そして長く続ける人を増やす努力をしていきます。増田 章より

極真会館増田道場 修錬体系図

段位認定に必要な事

  • 段位認定は、「修業年数」「稽古参加回数」「修練実績」「各種資格」「実技審査」などの審査項目を総合判断し、師範会及び主席師範の承認を以って認定とする。
  • 実技審査を受審する資格として、認定基準に定めらた、基準以上の修業年数と稽古参加回数があること。また、修練実績を有することとする。※推薦がある場合は例外とする。
  • 実技審査を希望する場合は、事前に受審資格(稽古参加日数等)と修練実績の記録を提出すること( A4の用紙にまたは、メールにて提出)。
  • 昇段審査の申請には、審査日の2ヶ月以上前に、上記の受審資格(修行年数、稽古参加日数等)と修練実績の証明書(稽古日数等は受審日までの予定を含んでも可)の提出がない場合は、受審許可が下りない場合があります。

 

昇段審査を受審する前に

  • 昇段認定基準を見て、自分が昇段認定の基準を満たしているかどうか確認する(基準を満たしている場合、審査受審の申し込みをする)
  • 昇段者講習を受講する。
  • 伝統型と組手型の稽古を最低3ヶ月前から始める。
  • 組手稽古を行うと同時に月例試合に出場し、組手の技能を磨き、実績を積む。
  • その他、本部から指定された項目の稽古を行うこと。
  • 昇段審査の申し込みは、審査日の2ヶ月前に締め切ることとする(3段位以上は半年前)。

 

 

実技審査、修練実績、他の補足

  • 昇段審査の受審は、茶帯1級以上が対象です。また昇段審査には修練実績(試合、交流会、特別稽古、他の実績)が必要となります。詳細は、段位認定基準のページを参照してください。
  • 黒帯を取得するための昇段審査会は、年に2回ほど実施されます(特別昇段審査会を実施することもあります)。黒帯になるためには、実技審査(試験)のみならず、修練実績が必要になります。
  • 昇段審査の受審には、基本(伝統技基本・組手技基本)の審査評価が「B +評価」以上ない人には基本審査を事前に行います。茶帯1級の際の基本の評価値を覚えておいてください。
  • 自分の基本の評価レベルがわからない人は、簡単な審査を行います。事務局にお尋ねください。
  • 修練実積については、「修練記録カード」等を使用し、記録しておいてください。なお、修練実績の項目について知りたい方は、段位認定のページを参照してください。
  • 学科審査は、コロナパンデミックの状況中は、インターネットを活用した学習と審査方法によって審査を行います。2021年以降は、段級位の認定に必須項目となります
  • 有段者は修錬項目を全て学習するようにして下さい。また、二段以上の昇段には応用技術(応用組手型など)の修錬も必要です。

 

参考

武道への道:コラム〜増田章より

 

 武道への道、そして上達とは、皮相的な技を習得(おぼえた)したということではなく、技の構造の認識レベル、かつ術の体得レベルの到達度で判断することです。言い換えれば、技術の深奥を尋ね、その理法を全身で理解していくことです。

 さて、我々の流派の空手道の初段は、修練基本項目を一定レベルで習得した者です。もちろん、初段の技術レベルは、決して高いものではありません。しかし技術の習得レベルよりも大切なことがあります。それは、理念をしっかりと心身に刻印し、さらなる修練を志すことです。黒帯を締めることを許されるとは、本来そのようなことなのです。残念ながら、決して現実は必ずしもそうではないかもしれません。しかし、私は黒帯がそうでなければ、自らの価値を自らが貶めるがごとくです。ゆえに黒帯はその門下のリーダーとしての意識を持ち、互いに協力しあって、仲間を手助けし、かつ自らを高めていかなければならないと、私は考えています。そして自らの未熟を自覚し、ゆえにたゆまぬ精進を続け、「浅から深へ」と、認識レベルをあげて行って欲しいと考えています。

 認識レベルの向上とは、決して単に空手技が強いということではありません。認識レベルの向上とは、決して単に空手技が強いということではありません。他者に対する自己が、その時々の心身の最善の活用を成すこと。また、それが可能となるような心技体を創り上げること。そして、その方法を知ることです。

FromAkiraMasuda 増田 章より (2018-3-3)

 

 

昇級イメージ写真

 

 

 

 

 

備考

2017-9-14:一部修正

MD Online Store(会員専用)

IBMA空手チャンネル

修錬用語辞典

KWU-SENSHI JAPAN

MASUDA-Blog

デジタル空手武道通信

IBMA(国際武道人育英会)

PAGETOP
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.