心を高め身体を拓く空手

MENU

第一章)IBMA極真会館の理念、他

 

 

 

1)IIBMA極真会館の理念

 

修練と修道を通じ

無限の可能性をひらき

高い人間性を発揮できる

心を育む

解説

 修練とは、自己の心身を活用し、技を習得し、それを活用する技能を体得することです。また修道とは、修練を通じ、自己のみならず他者を活かすための道理を学び、それを人生に活かすことです。人としての道理を掴み、それを活用することは、人間としての無限の可能性を拡げるはずです。また我々は、自己の可能性の開拓を、利己のみならず、利他に繋がるようにします。それを実践する心が、「良心(良知良能)」であり、それが高い人間性です。

  • 理念とは我々団体の活動における根本哲学(価値観)のこと。綱領とは、団体の活動目的、目標のこと。空手道の指針とは、我々団体の修練と修道における目標。我々が武道哲学というのは、IBMA極真会館空手道の修練と修道体系に通底する心法を始め技術概念を含めた価値観・思想のことを言う。

 

2)IBMA極真会館の綱領

  • 綱領とは道場運営の目的
我々は空手武道の修行により

身体を拓き心を高め

自他の和合と共存

幸福と長生を実現する

空手武道の創設を目指す

 

極真精神

  • 極真空手の理念とは、極真空手の創始者、大山倍達が掲げた、極真空手家の目指す精神のことである。
頭は低く目は高く 

口慎んで心広く 

孝を原点にして

他を益する

 

 

 

3)極真会館道場訓 (Kyokushin Kaikan DojoKunn)

  • 大山倍達師範が創設した極真会館、極真空手の道場訓です。道場訓とは、空手道修行の指針、心構えと言っても良いものです。昔は、道場稽古の最後に全員で唱和しました。
  • 極真空手道場訓
  • In English

 

一、吾々は、心身を錬磨し確固不抜の心技を極めること

ひとつ、われわれは、しんしんをれんましかっこふばつのしんぎをきわめること

一、吾々は、武の神髄を究め機に発し感に敏なること

ひとつ、われわれは、ぶのしんずいをきわめきにはっしかんにびんなること

一、吾々は、質実剛健を以て自己の精神を涵養すること

ひとつ、われわれは、しつじつごうけんをもってじこのせいしんをかんようすること

一、吾々は、礼節を重んじ長上を敬し粗暴の振舞いを慎むこと

ひとつ、われわれは、れいせつをおもんじちょうじょうをけいしそぼうのふるまいをつつしむこと

一、吾々は、神仏を尊び謙譲の美徳を忘れざること

ひとつ、われわれは、しんぶつをとうとびけんじょうのびとくをわすれざること

一、吾々は、知性と体力とを向上させ事に臨んで過たざること

ひとつ、われわれは、ちせいとたいりょくとをこうじょうさせことにのぞんであやまたざること

一、吾々は、生涯の修行を空手の道に通じ極真の道を全うすること

ひとつ、われわれは、しょうがいのしゅぎょうをからてのみちにつうじきょくしんのみちをまっとうすること

(吉川英治監修)

 

 

4)拓心武道の理念

武術の修練による

心身錬磨を通じ

天地自然の理法を学び

自他一体の道を

修める

解説

拓心武道とは、極真空手の基本を基盤に増田 章がさまざまな武術、格闘技を取り入れ、再編集、体系化を目指す武道修練体系(拓心武道メソッド)のことである。

 

 

 

理念の補足

  • 「少年・少女たちへの貢献〜道の修行」は第3章 基本組手技のページより

  • 「修練と修道について」は 増田 章コラムより

 

少年・少女たちへの貢献〜道の修行

 拓心武術の修練による少年少女達への貢献を考えると、極真会館増田道場・空手武道の修練は、かなりボリュームが多く、困難だと思われるかもしれません。確かに、全ての修練を行おうと思えば困難かもしれません。しかし、その点はTS方式の組手法を中心とすることで改善されると思っています。また、まずは体を強くする、心を強くする程度でも良いと思います。しかしながら、子供たちの意識の中に自(私)が誕生すると同時に、その心と身体は何らかの方向性に向かっているのです。
 ゆえに大人は、その方向性が偏向した方向に向かわぬよう軌道修正してあげること、また人間が本来が有すると思われる、活かす力、軌道修正の力を伝える必要があるのではないでしょうか。その軌道修正する力こそが、理法の力(道の力)なのです。
 本道場では、「真の勝利」とは「理法に出会うこと」だと考えています。すなわち、単純に「相手に勝った」ではないのです。真の勝利はその部分ではありません。もちろん、試合修練では、相手に勝つこと、負けないことを目標に全力を尽くして行わなければなりません。そうでなければ、理法に出会わないからです。
 ここで一番問題なのは、「〈試合に勝った・相手に勝った〉=〈理法に出会った・道に出会った〉ではない」ということを理解できるかどうかです。その点を理解できないことがが空手界、武道界の意識レベルが上がらない原因です。私は、世間や大人たちの目がそこを見ていないことが子供達の健全な成長を妨げる可能性がある、と考えています。
 私は、全ての子供に自分を生かし、より良い自(私)を編んでもらいたい、そのために私の考案した空手武道が貢献できたら、と願っています。そのためにも、拓心武術による「道の修行」を通じて、より多くの人に「真の勝利とは何か」を理解してもらえるよう全力を尽くします。

 

修練と修道について〜文武一道

 IBMA極真会館増田道場における空手武道修練は「修練」と「修道」の二軸で行われます。まず「修練」とは、IBMA極真会館空手道の修練項目の習得を目指す、空手武道の実技稽古のことです。次に「修道」とは、修練による学び(経験や気づき)をIBMA極真会館増田道場の武道哲学と照らしつつ自己の認識(考え方)を吟味することです。その吟味により、自己の認識をより高いレベルの認識へと高め、実生活に武道の理法を生かしていきます。また、武道修練における学びを自己の生き方に反映させることが修道です。なお、IBMA極真会館空手道は21世紀の武道人の育成を目指しています。

 

備考

  • 2021/9/3:拓心武道理念→拓心武道精神(拓心武術理念)に変更。
  • 2021/ 9/3:極真空手の理念→極真精神に変更
  • 2022/2/14:「少年・少女たちへの貢献〜道の修行」を追加。「修練と修道について〜文武一道」を加筆修正。
  • 2022/12/6:「修練と修道について=文武一道」の一部削除
  • 2022/10:  拓心武術の理念を拓心武道の理念に変更。

MD Online Store(会員専用)

IBMA空手チャンネル

修錬用語辞典

KWU-SENSHI JAPAN

MASUDA-Blog

デジタル空手武道通信

IBMA(国際武道人育英会)

PAGETOP
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.